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珠洲焼の出現
珠洲焼が能登半島の東北端に登場したのは,今から約850年前で武士が歴史
の檜舞台に登場する12世紀中頃である。
須恵器の系統を継ぎ、珠洲各地に焼かれた無釉の陶器である。黒灰色を帯びた
素朴な器肌と器面の独特のタタキ締を特徴とする。中にはクシ目文ようのものも
ある。これらは、すべて還元焔燻べ焼きの技法を受け継いでいる。
海運業の発達していた当時の流れにのり、珠洲古陶は遠く北海道にまで商圏を
見ることが出来る。しかしそれから400年間〔平安末期、鎌倉、室町時代〕に
渡り操業を続けたのが、15世紀末頃に忽然と姿を消した。
その理由は,莫大な燃料を必要とする効率の悪さからだと思われる。
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